職人と技術者
こんにちは。
新しい時代へ向けて、日々学びと実践を重ねている「プシュカル」です。
現在、月に2回「理容学校」に通っています。
先日の授業で、先生からこんな言葉を投げかけられました。
「あなたは、職人と技術者、どちらになるんだ?」
一瞬、言葉に詰まりました。
そもそも、職人と技術者の違いとは何なのか。
調べてみると、
職人とは、長い時間をかけて一つの技を極め、
同じデザインを、寸分の狂いなく作り続ける人。
身体の感覚を信じ、技を体に刻み込む存在。
一方、技術者とは、
複数の技術を組み合わせ、状況に応じて最適な形をつくる人。
考え続けて、私はこう思いました。
「私は、技術者かもしれない」と。
同じ人は、この世に一人としていません。
一卵性双生児でさえ、まったく同じではありません。
プシュカルでは、
一人ひとりの個性やコンプレックスを否定せず、
その人らしさを生かしながら、全体の雰囲気を整えるお手伝いをしたいと考えています。
土台が違えば、デザインも違う。
だからこそ、多様な美しさが生まれるのだと思います。
年齢を重ねるにつれ、
私自身の「美」に対する価値観も変わってきました。
外見の美しさはもちろん大切です。
けれど、心が整っていなければ、
本当の美しさは、外には表れません。
メンタルが安定すると、
表情がやわらぎ、思考がクリアになり、
内面からにじみ出る美しさが、自然と人を惹きつけます。
だから私は、
完璧な同じ形を作り続ける「職人」ではなく、
ある程度の技術を身につけたうえで、
その方に本当に必要な技術を選び、提案し、
心と髪のバランスを整えていく存在でありたいと思いました。
髪を原色に染めたり、
強い縮毛矯正をかけたりすることが、悪いわけではありません。
でも、誰かと競う必要も、
自分を過剰に責める必要も、どこにもありません。
むしろ、自分の髪を大切に扱い、
その個性を好きになることの方が、
ずっと美しいと、私は思います。
どうしても扱いにくい部分は、
科学の力を上手に借りながら、
できるだけ負担をかけずに整えていく。
その人らしく、穏やかに、心地よく。
それが、プシュカルの考える「美」であり、
私の使命だと思っています。

